肌のアンチエイジングとダイエット [基礎知識]
肌のアンチエイジングは、全身のアンチエイジングの一部です。体のほかの部位が老化しているのに、肌だけが若々しいということはありえません。
まずは、全身の健康と若返りをはかる事が大事ですね。
基礎代謝をアップして体温をあげると、免疫力が高くなって健康状態がよくなります。当然、肌にもプラスです。
間違ったダイエットを行うと基礎代謝が下がって肌もガサガサになったりしますが、正しいダイエットは肌のアンチエイジングにも良いのです。
ところで、肌のアンチエイジングやダイエットなどの動画情報を横断検索できるサイトがあります。いろいろ検索してみてはどうですか。
健康に良いことはダイエット効果が高く、肌にも良いんですね。
肌の老化と対策 [基礎知識]
肌を老化させる要因は色々ありますが、基本的には、
● 活性酸素が細胞を錆び付かせる
● 加齢などで体の機能が衰える
の2つが大きな要因です。
活性酸素については、無駄に発生させない事が重要です。活性酸素を作る要因は、紫外線・喫煙・睡眠不足・ストレス・食生活の乱れなどです。日常生活の中でなるべくこれらを避けるようにしたいものですね。
加齢で衰える体の機能の代表は皮膚の新陳代謝です。上皮細胞の分裂や成長が弱くなったり、角質が肥厚してターンオーバーが乱れたりします。
これらに対しては、EGFで上皮細胞の分裂を活性化させたり、ビタミンAで角質を除去するなどの対策が考えられます。
ビタミンCのすごさ [基礎知識]
肌の老化を防止する上で効果のある化粧品成分はいろいろありますが、それらの筆頭に挙げたいのがビタミンC(およびその誘導体)です。
なぜなら、多方面で効果を発揮する点がずば抜けているように見えるからです。
例えば、シミ対策としては、
★ シミの素であるメラニンを作らせない
★ メラニンを脱色して目立たなくする
といった働きをします。
また、シワ対策としては、
★ コラーゲンの生成を促進する
★ コラーゲンの分解を抑制する
という働きがあります。
さらに、ビタミンCは抗酸化物質なので、様々な原因で体内に発生する活性酸素を無毒化します。
このように多方面で活躍するビタミンCですが、弱点もあります。
熱や光などに弱く、また、体の中に蓄えておく事ができません。だから、随時補ってあげないといけないのです。
活性酸素 [基礎知識]
アンチエイジングで欠かせないのが活性酸素についての知識です。活性酸素は細胞を錆びつかせると言われ、老化に深くかかわっています。
ただ、本来は、活性酸素は人間の免疫機能に必要なもので、余分に存在すると悪さをするのです。
活性酸素は体のいろいろな部位で作られます。量的に一番多いのは胃腸で異常発酵により発生するケースです。
糖分や脂肪分を燃焼させてエネルギーを発生させるプロセスでは、反応した酸素の2%程度の活性酸素が発生します。激しい運動をすれば、当然、多くの活性酸素が作られるわけです。
それ以外には、紫外線、喫煙、食品添加物、ストレスなどが活性酸素の発生原因となります。これらの要因が肌に悪いわけですね。
新陳代謝と角質 [基礎知識]
しかし、このサイクルはストレスや不規則な生活など、様々な要因でくるってしまいます。たいていはサイクルが延びて、古い角質が残ることになります。すると、角質はだんだん硬く厚くなちます。
角質の肥厚は、シミやニキビの原因になります。ですから、早めに皮膚の新陳代謝を正常に戻してあげる必要があるのです。
皮膚の新陳代謝を回復させるためには、角質のピーリングやビタミンAなどの成分が有効です。古い角質を取り除いて、新陳代謝を高めます。
紫外線とアンチエイジング [基礎知識]
紫外線対策は肌のアンチエイジングの大きな部分占めています。何と言っても、他の部位と違って、肌は紫外線を直接受けるわけですから。
紫外線対策としては、紫外線をカット(遮蔽)することと、紫外線によって発生した活性酸素を除去することの2つがあります。
紫外線のカットには、もちろん、サンスクリーン剤を利用します。サンスクリーン剤にもいろいろな種類の製品がありますね。紫外線を反射するタイプや吸収するタイプ、遮蔽能力もいろいろあります。サンスクリーン剤も遮蔽能力の高いものほど肌への刺激も強くなる傾向があります。必要にして十分な遮蔽能力の製品を選ぶのが大事です。
紫外線によって発生した活性酸素の除去には抗酸化物質が必要です。ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類などの抗酸化物質が欠乏しないように、食事の栄養バランスを考えなければなりません。
紫外線のカットや食事の栄養バランスといったちょっとした事の積み重ねが、そのままアンチエイジングになっています。
肌の弾力性が衰えてきたら、・・・ [基礎知識]
ただ、コラーゲンを食べても効果が低いんですね。なぜかというと、コラーゲンは遥かに小さなサイズのアミノ酸に分解されないと、腸から吸収されないからです。食べたコラーゲンがそのまま皮膚に行くわけではない、ということです。
かといって、コラーゲン配合の化粧品を塗ってもダメです。理由は「食べる」場合と同様で、コラーゲンのサイズが大きすぎて真皮層まで浸透できないからです。ちなみに、化粧品に配合されているコラーゲンは、多くの場合、保湿成分として配合されているはずです。
それでは、どうしたら良いのでしょう?
一番本質的な対策は、FGF(線維芽細胞増殖因子)という成分を補給してあげることです。コラーゲンや、コラーゲンとともに網目構造を形成しているエラスチンは線維芽細胞という細胞によって生成されます。ところが、年齢とともに線維芽細胞の働きは衰えてしまうのです。
その原因になっているのが、FGFの分泌量が減ることなんです。そこで、FGFを補給してあげて線維芽細胞を活性化し、コラーゲンやエラスチンを増産してもらおうということです。
この方法は衰えた細胞を活性化するもので、まさにアンチエイジングと言えますね。
肌老化と肌年齢 [基礎知識]
このような老化が顕在化すれば自分でもすぐにわかりますが、できれば事前にその兆候を知りたいですよね。市販のスキンチェッカーを使えば、このような兆候をとらえることが可能です。
スキンチェッカーでは、肌の弾力性と水分量を測ります。油分量を測れる機種もあります。肌の弾力性や水分量が同じ年齢の平均値と比べてることによって、自分の肌の老化が早いのか遅いのかがわかります。
スキンチェッカーで測った弾力性と水分量から、肌年齢を推定することができます。肌年齢は肌の老化が何歳に相当するかという仮想的な年齢です。肌年齢が常に実年齢よりも若くなるようにしましょう。
弾力性に問題がある場合には、真皮のコラーゲンやエラスチンなどを増やすような対策を行います。また、水分量に問題がある場合には、保湿ケアを行います。
いずれにしても、定期的に肌年齢をチェックして、大幅に肌老化が進まないうちにケアすることが大切です。